心気神経症 ヒポコンドリー(心気障害)

神経症の種類
心気神経症

自分の体調やわずかな身体の異変に異常なくらいこだわり、捉われ、自分は重い病気にかかっていると、陰性・異常なしの検査結果にも納得せず何軒もの病院で再検査をする人もいます。

心臓病や癌というような重い病気にかかっているという、 頑固すぎる疑いがあって、
医師に「大丈夫ですよ! 問題ないですよ!」と言われても不安が拭えません。
そういうことに怯え日常生活に支障が出ている神経症です。

自分で病気を作ってしまう、病気だと思い込もような場合もあります。

症状

だるい、痛い、しびれる、肩コリなど、ありとあらゆる体の症状です。
眠れない、物忘れが多くなったなどもそうです。

これらの症状に対して、
例えば、手足がしびれたら脳に腫瘍があるのではないだろうかとか、
胃や腸が痛いとか下痢をしただけでも癌を疑ってみたり、
最悪の状況を連想してしまうのでしょう。
とにかくどんな状況の時でも、自分の体に少しでも異変をみつけると、いてもたってもいられなくなってしまい、病院を受診するということになります。

治療方法

神経症者でも、このタイプは自分の体にどこか異常があると思い込んでいるので、まずは内科を受診していただき、異常のないことを根気よく説明して、身体的なものではなく、精神的なものだということを認識してもらうことが治療の第一歩です。

その上で、不安がひどい場合は抗不安薬を、うつの発症がみられる場合は抗うつ薬を併用するという治療が用いられますが、
まずは、精神療法などによって、考え方を変えていくという方法が最初は試されます。

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