神経症の体験談(私の関わった人たち)

神経症の体験談
40代後半の男性の場合

私が薬局勤めをしていたころに出会った男性です。
この体験話は、1985年頃、今から37年も前の体験談です。

お客として、常識のある態度に加え、妙に明るい印象の男性でした。
よく話をして、こちらのすすめるものを納得したように買ってくれた人で、
薬屋にとっては、ありがたいお客様でした。

2か月くらい経った頃だったと思いますが
何のためらいもなく、「自分はベンザリンが欲しい」と言ってきました。
私が働いていたところは、町の薬屋で、調剤薬局ではありませんし、
仮にそうであったとしても、ベンザリンは処方箋がなくては販売できない医薬品です。

ベンザリン

一般名をニトラゼパムという睡眠薬です。1967年に塩野義製薬が開発・販売し
同じものが第一三共からネルボンという品名で販売されています。
習慣性があり、連用すると依存症を発症し、薬をやめようとすると離脱症状が出ます。Wikipediaより


その理由を相談という形で話してくれました。

その内容が以下のようなことです。
自分は夜眠れないし、寝ても眠りが浅い、一人で居るのが怖いときがある。
トンネルや橋の上で電車や車が停車した時に強い恐怖心で、動悸が激しくなる。

典型的なパニック障害、広場恐怖症の症状であり、薬の使用に関しても依存症がみられました。

ただ当時は、パニック障害という病名はなく、不安神経症とか心臓神経症と言われていました。

この方の性格は、対面上は誰にでも明るく、自信満々で、負けず嫌い、
内面はさみしがりやで、心配性。
初対面から明るすぎ、人なつこい性格はこの症状を隠すための行動だったということです。

パニック症を発症する典型的な性格のひとつと言っても過言ではありません。

ベンザリンは提供してあげられませんでしたので、当時の私は森田療法を私なりの理解度でお伝えしましたが、力不足でしてた。
事業をされていましたが、ダメになり,その後お見えにならなくなり、それっきりでした。

40代前半男性の場合

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