神経症でお悩みの方へ
このブログは
神経症でお悩みのすべての方が、少しでも心が軽くなり、
神経症を発症後の人生がより良いものになるよう、
生きていく社会で、人の性格や人間関係が神経症にどのように影響し、関わってくるのか。
日常生活のいろいろな場面で、
いかに日常生活を有意義に送ることが神経症克服に大切かを書き記したものです。
神経症の病名、症状、服用する薬、治療方法に関しては、
多くの病院・医師・その他医療関係者だけでなく
数多くの方が同じような記事で紹介されていますが、未だ決定的な治療法はありません。
医師ではない私ですが、神経症の経験者として、40年以上神経症に携わってきました。
神経症を克服するには経験者の治療体験が一番参考になると思っています。
どうぞ神経症克服の可能性の一つとして、このブログをお役立てください。
①神経症は誰にでもかかる可能性のある心の病です
ストレスが大きな原因とされる神経症です。
今の世の中を生きていて、ストレスを全く感じないという人はおそらくいないと思います。
家庭、コミュニティ、学校、仕事場、どんなところに居ても、ストレスは生まれるもの、
誰がかかっても不思議ではない心の病です。
②経験した人にしか本当の辛さはわかりません
何事もそうだと思いますが、経験に勝るものはありません。
神経症をあえて経験したくはないですが、神経症で苦しんでいる人・苦しんできた人以外は
本当の辛さや苦しさは絶対にわかってもらえないと思います。
③現代医学の理論や治療だけでは治りません
以前(40数年前)に比べ、薬も脳科学の分野でも新しい発見があります。
それに基づいて治療法も様々なものが考案され実行されています。
しかし神経症は減少どころか増加しています。
以前は神経症として扱われなかった症状が、実は神経症だったということもあります。
医学も進歩し、携わる人も増えてきました。
しかしその理論だけでは治らない人が大勢いるのが現実です。
④特殊な宗教を信仰しても治りません
「藁おも縋る思い(わらおもすがるおもい)」という言葉があります。
普段は頼らないようなものに頼るといったことを指しますが、決して宗教が悪いと言っているわけではありません。
本当に信じてそれに打ち込めるならそれでいいと思いますが、
症状が苦しいから信心すれば治るのではないだろうか、という信仰ならやめたほうがいいということです。
⑤悩んでいるのは あなた一人ではありません
神経症の症状がある時、
自分にこの症状さえなかったら!
この病気さえなかったら自分は何でもできるのに!
こんなことで悩んでいるのは自分だけだ!
と錯覚してしまいがちです。
そう思って当然ですし、症状のある時はそういうものです。
そんな時は客観的に見られる余裕はないと思いますが、
もし。心が少しでも冷静な時があるとしたら!
その時に、こういうことで悩んでいるのは自分一人じゃないんだと
心のどこかにほんの少しでも自覚しておきましょう。
⑥治療方法は 自分が納得できるものを選んで行ってください
神経症の人は、治療に対して盲目的でありすぎてはならないと思います。
医師の指示通りにに薬を服用する。
カウンセラーの言うとおりに行動する。
セラピストに任せる。
など、これらは治療を受ける上で大切なことですし、初めから疑っていては治療になりません。
しかし
長期にわたって改善がみられないときは、はっきりとそれを伝えてください。
高額な治療費だけがかかっている場合もあるはずです。
納得して改善がみられるものなら何も言うことはありません。
神経症の治療法
⑦神経症が治るという事は 症状が消えてなくなることではありません
絶対!といった治療方法がないと言われるのが神経症です。
世の中には多くの治療法が紹介されています。
すべての神経症に有効という治療法があるなら、神経症はこの世から根絶されているはずです。
神経症というのは、発症原因も、症状も、治療方法も人によって違います。
もちろん 発症前の状態に戻ればそれにこしたことはありませんが、
神経症という思いもかけない病気を経験して、人として成長することが必ずできます。
神経症が治った。克服できた。と言えるのは
日常生活で神経症克服のためにいろいろとやってきたことをしなくなり、
神経症のことを忘れた時だと思います。
そして何より大切なことは、あなたが抱える日常の問題や疑問を解決して、
自信とゆとりをもって生活を送れるようにしていくことです。
自暴自棄にならないでください!
周りを恨んだりしないでください!
特殊なものだと認識しないでください!
決して一人で悩まないでください!
①神経症は誰にでもかかる可能性のある心の病です
②経験した人にしか本当の辛さはわかりません
③現代医学の理論や治療だけでは治りません
④特殊な宗教を信仰しても治りません
⑤悩んでいるのは あなた一人ではありません
⑥治療方法は 自分が納得できるものを選んで行ってください
⑦神経症が治るという事は 症状が消えてなくなることではありません
まずはこのような自覚を持っていただき、
お悩みの方の力になりたいと思っております。
一緒に考えて一人一人が満足できる生活ができるようにしていきましょう。
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