強迫神経症( 強迫性障害)

神経症の種類

強迫神経症とは 
周りの人から見れば、どうしてそんなことに?
って思えることにとらわれたり、悩んだり、心配しすぎたりする神経症です。

そんなどうでもいいような考えが浮かんで、本人も頭ではわかっているのですが
その考えを、やめることができない。強迫観念と言います。

そして、その強迫観念を打ち消すために、様々な行為を繰り返す、
という神経症です。強迫行為と言います。

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強迫神経症の人が行う行動

不潔恐怖と洗浄

病気に感染するなどと、必要以上に手洗いや入浴を繰り返す
ドアノブ・電車の手すり・つり革など他人との共有物は不潔だと思い
触れなくなります。

加害恐怖

誰かを傷つけてしまうという不安が頭から離れず、ありもしないニュースや記事を
確認しないでいられない。
自分だけではなく、周りや警察にまで確認するようになります。

確認行為

家を出かける時に、家電製品のスイッチを切ったか、ガスの栓は止めたか、
玄関のカギは締めたかなど、普通の人でも行う行為ですが、その確認に長い時間をかけたり、何度も行う、
時には同居人にまで確認させるようになります。

儀式行為

何か事を起こす時に、自分が決めたいつも通りの手順で行わないと、
良くないことが起こるんじゃないかと、たとえそれがどの様な状況の時でも
時間がなくて忙しいときでも、必ずその手順を実行しようとします。
誰にでも手順、ルーティーンはありますが、それな異常な状態を繰り返します。

数字への異常なこだわり

異常なほどの数字へのこだわり、占いなどの悪い数字・運のいい数字への
常識を超えたこだわり。
車のナンバープレート・電話番号・デジタル時計の数字などへのこだわりです。

特に4と9は、死と苦を連想させるため特に嫌われる数字です。

物の配置

例えば、テーブルの上にあるテレビやエアコンのリモコンがテーブルに対して
平行か直角でないと気持ち悪いとか、物の配置に対して異常なまでの一定のこだわりを持つ行為。

綺麗好きにとどまれば、整理整頓されていて気持ちがいいのですが。

上記の行為は少しなら誰にでも考えられ行う行為であり、
特に神経質な人は経験があると思います。
問題は、このようなことによって日常生活をすることに大きな支障がある。

例えば 会社にいつも遅刻するほど鍵かけに時間を要するとか
身動きのとれない状況になっている場合などを言います。

治療

森田療法などの精神療法と、重度の場合は、抗うつ剤の投与や精神療法との併用される治療が行われています。


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