性格を改善して、神経症の克服に役立てます
人には複数の性格が存在していて、神経症発症の性格はこれだ!とは言い切れませんが、
神経症は性格を改善することによって症状を軽減・改善することができます。
いろいろな性格を書き出してみました。
性格には大抵の場合、短所と長所が存在し、性格の種類にもよりますが
短所が大きくなった場合が神経症を発症させやすくします。
自分のことより他人のことを優先したり助けてあげる人で、見返りを期待しない。
悪い意味で使う場合は、
この反対の立場の人が馬鹿にしたように「お人好し」という場合があります。
言いたいことを言えないで、お人好しと思われる人は神経症にかかりやすいかもしれません。
正直者で損をして馬鹿を見ることもあるかもしれませんが、私はお人好しさんが大好きです。
動きなどが乱雑で、片付け下手というイメージがあります。
女性ががさつだといいイメージはないと思いますが、よく言えば、細かいことにこだわらず、
人のことも気にせず、許せる!
というよりも
その意識すらないかもしれません。
いつもバタバタとしていておっちょこちょいな感じで、小さな失敗もあるけど、にくめないです。
きっと本人は一生懸命なのだろうと思います。
出しゃばらず、自分を主張することのない、おとなしい人というイメージがありますが、
言いたいことも言えないという弱気な面が出る人は、
きっとストレスが溜まって神経症に結び付くかもしれません。
縁の下の力持ちとして活躍できればいいですね。
いい意味では、努力家であり、人を引っ張っていくリーダータイプの人ですが、
どんなことをしてでも勝ちにこだわり、見栄っ張りで、
人の意見を無視して突っ走る協調性には欠けるタイプとも言えます。
負けて悔しい思いをすることを何よりも恥とするくらいの負けず嫌いの人は、
ストレスをためないように気をつけましょう。
人のことや状況は考えない、人を利用してでも自分が有利になったり利益を得ようとする、
ずるい人に長所はないと思います。
人がやってくれたことも自分がやったかのようにふるまったり、
自分にメリットがあれば接近して、
ないとわかると人が変わったように冷たい態度が平気でとれる。
こういう人は神経症には無縁でしょうが、
周りの人からはあまりにもひどい態度に
精神病にかかっているかのように思われることもあるでしょう。
出来れば関わりたくない性格の人です。
育ってきた環境が大きく影響していると思います。
子供の頃から何でも自分の思ったようにしてもらい、
簡単に望みがかなってきた人に多い性格です。
もう一つは、逆に思うようにならなかった幼少期の反動でわがままになる人もいます。
ただ、本当はそうではなくて、
わがままな態度や行動をして相手の注意を引こうとする人もいます。
男女の関係では、たまに、可愛いわがままを言ったりすることがあるのではないでしょうか。
普通のひとなら我慢ができることに我慢ができず、
自分の思い通りにならないと、気に入らないと、
怒ったりするタイプのわがままな人は典型的な神経症予備軍です。
職場や学校ではいじめとして、問題が大きい行為だと思います。
仲間外れにしたり、部下にわざときつい仕事を与えたり、
意地悪をする人にはいろいろなタイプがありますが、
人に意見されたりすることが気に入らなくて、
わざと反対のことをして困らせてやろうとしたり、
自分はやってもいいけど、他の人には制限したり。
明らかに間違っていても意地を張って自分の意見を通そうとする。
こんな上司や、リーダーがいるとしたら、会社はダメになる日が近いと思います。
意地悪をする人は、おそらく心の中はイライラでいっぱいです。
そんな人に良いことは起きません。
改めないと、そのイライラが大きくなり神経症発症の引き金になることは間違いないでしょう。
演技ではなく、単なるお調子者ではない人。
根っからのひょうきん者は学校でも、職場でも大歓迎ですね。
嫌な雰囲気の時もその人のひょうきんな発言や行動で場が和み、周りを明るくしてくれます。
根っからひょうきんな人の中には、
その場の雰囲気を良くしようと周りに気を使ってひょうきんに振舞う人がいますが、
気を使いすぎて疲れないようにしてください。
自分をよく見せようとか、大きく見せようとか、
とにかく人に負けたくない気持ちが人一倍強いのでしょう。
変なプライドが極端に高く、自分の何かしらの劣等感を隠すためにする行為だと思います。
周りの人たちは、見栄っ張りな人にはすぐに気が付くと思います。
分相応でないブランド品の持ち物、できもしないこともできると言いきったり、
お金がないのに大判振舞いしたり、とにかく自分が中心でないと気が済まない、一番でありたい。
疲れると思います! 確実に神経症予備軍です。
もっと本当の自分を出して楽に生きて行ってください。素直になってください。
職場にこのタイプの人がいて、嘘が多い場合は難しいですが、関わらないのが一番です。
人の意見をきちんと聞いて実行する。屁理屈を言わない人。
嘘をつかず、自分の失敗は正直に言える人です。
ただ、ストレート過ぎて、考えてることが顔に出やすいので、そこは注意が必要かもしれません。
神経症の面からみた素直な人は、こうしたらいいよと、人の助言をとりあえず試してみる人。
そもそも素直な人は神経症にはなりにくいですね。
神経症を治すためにも素直になってください。
よく言えば意志が固いというのでしょうが、
絶対に自分の言ったことを、間違っていても、謝らない、変えない、押し通す人です。
絶対に自分が正しいと思っているので間違いだとも思わないのでしょう。
頑固な人も見栄っ張りな人同様、素直になれない変なプライドが高い部分があるのでしょう。
頑固な人がその特徴をいい方向に使った場合は、他に流されず、やり遂げようと頑張る人です。
こだわるところがあり、仕事をする上では完成度が高い仕事ができるでしょう。
ただこのタイプの人もストレスを蓄積しやすく、神経症にかかりやすい人です。
なかなか物事が決められない人。
よく言えば慎重とも言えるのかもしれませんが、世間ではあまりいい意味では使われていません。食事のメニューや洋服選びにすごい時間がかかる人。
迷って、気の弱い人というイメージがあります。
優しい部分もあると思いますが、接する人によっては、それがじれったいと嫌う人もいます。
このタイプの人は、関わる人によってはストレスが溜まり、
その環境に長居をすると神経症にかかることがあります。
仕事ではおおざっぱより細かい方が綺麗な仕事ができると思いますが、
共同作業の職場でこのタイプの人が、
特に上司でいたりする場合は周りの人は大変かもしれません。
どっちでもいいことも細かく指示され、気を使いすぎ作業が進みません。
このタイプの人は一人でやる仕事に向いていると思いますが、
あまりの細かさに、自分自身に疲れてくると思います。
一般的に神経質と言われる人は細かい人が多く、完璧主義で潔癖主義。
やはり自分にも嫌気がさすこともあるはずです。
うまくいっている時は良いのですが、道を外れると制御が自分では難しくなり、
神経症にかかりやすい性格だと思います。
自分に自信がないから誰かに依存するのか、利用しようと依存するのか、
後者は明らかに悪人ですが、相手を信頼して頼りにするということならいいのですが、
単なるかまってほしいだけで甘えるように依存するタイプの人は要注意です。
15の性格を書き出してみました。
神経症にかかりやすいと言われる性格も含まれていますが、
性格というのは育ってきた環境とその後に関わる人によって影響を受け形成されるものです。
性格は自覚しての改善は難しいので、
周りの人の意見を聞き入れ、改善点を素直に認めることが重要です。