向いている職種と職業の選び方
強迫神経症の人は、正確を重んじる仕事や、確認が必要な職種は苦手なものです。
例えば、ミスの許されない警備の仕事や、ビルなどの清掃の仕事などです。
警備の仕事はミスをすると事故につながったりすることで、それを必要以上に気にする人が仕事をすると、先に進まないということになり、安全の確保が難しくなります。
清掃業務も、単なる綺麗好きな人が行う程度ならいいのですが、清掃個所の汚れを何度も確認したり、そもそも自分が汚れることを極端に嫌う症状の方には耐えられない職種だと思います。
これは、強迫神経症の特徴である、わかっていても、どうでもいいことを何度も確認してしまういうことが原因のひとつです。〖強迫行為〗
向いている仕事
WEBライターやプログラマー・ブロガーなどです。
また作家やライター、工場内などの単純な軽作業などが適した職種です。
作家は、単なる物書きではなく、
芸術や趣味の分野で作品を創作する者のうち作品創作を職業とする人のことです。
小説家・ノンフィクション作家・シナリオライター
劇作家・コラムニスト・随筆家・作詞家・アニメーション作家
CG作家・放送作家（≒脚本家）・映像作家
画家・彫刻家・美術家・絵本作家・漫画家・漫画原作者
音楽作家（作曲家と作詞家）・芸術家・書道家・写真家（カメラマン）
模型作家（プロモデラー）・フィギュア作家・人形作家・バードカービング作家
折り紙作家・パズル作家・ゲーム作家 Wikipediaより
依頼されたことに基づいて、文章や記事にするという職業です。
依頼者の意向をくみ取りながら、それに沿って書くという部分が、独創的、想像的にものを作り上げていくという作家との違いです。
仕事の選び方
強迫神経症の人が仕事を選ぶ時に、最も気になることは、
やはり強迫観念が出ないような職種であるかどうか、出ても仕事に差し支えがない仕事です。
パニック症のように、急激に症状が出るということはないのですが、
適度のこだわりで、丁寧な仕事だと思われていることが基準になります。
職場で理解を得られていない場合は、過ぎたこだわりは、
仕事が遅いとか、周りと協調性がないと判断されてしまいます。
職場というのは人間関係が複雑になり、ひとりだけで行える仕事というのは限界があり、常に誰かと関わってしまうことになります。
従って、強迫神経症の人の仕事の選び方は、
できるだけ単独で行動ができて、ノルマなどがなく、確認作業の必要がない職種です。
一昔前は一部の人だけの職種だったIT関係の仕事も、学習次第でできるようになります。
やるべきことにこだわる強迫神経症の人にとっては、
スキルを磨くことは普通の人より得意分野になるのではないでしょうか。
