心気神経症の人の職種と職業の選び方

神経症と職業
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向いている職種と職業の選び方

心気神経症の発症原因は、はっきりとしたものは不明ですが、
自分の体のこと、病気のことが異常に気になるようになった背景には、
家族や身近な人が重篤な病気で亡くなったりしたタイミングで、
自分の身に、実生活上で何か困難なことが起こってしまい、
そこから逃避したいという気持ちが無意識に働き、すり替えるように、
異常なまでに病気を意識してしまうようになったということが言えると思います。

おそらく、どんな状況でも、どんな職場にいたとしても、何気ない会話の中で出てきた重篤な病気のことは、すぐに気になって自分に当てはめてしまうことでしょう。

心気神経症の人に、心配するな、気にしすぎという言葉は通用しません。
誰でも抱くただの不安や心配だけならどんな職にも就けますが、体のこととなるとそうはいきません。
体には異常がなく、心配しすぎ、思い込みと世間では言われますが、神経症を患った本人にとっては重大で、常に病気のことが頭から離れない状態となっています。

向いている仕事

心気神経症の人の向いている仕事は、
やはりマイペースでできる仕事で、基本的には不安障害と同様な仕事となります。

責任を負わされることが比較的少ない職種の公務員、
静かな工場内でできる仕分け業務なども向いている仕事です。

仕事の選び方

ひとりでできる仕事以外だと、
健康に関するような職種は、避けたほうが無難でしょう。

不特定多数の人と関わらないような職場で、
自分の体のことを気にする暇がないほど忙しい職種と職場が理想的ですが、
騒音の大きな職場は適さないでしょう。

静かな環境で、黙々とできるような職場選びが理想です。

これは私自身の体験ですが、私が、薬局勤務をしていて、お客さんに相談をされていた時、
お客さんが自分は胃癌だとか、私の主人は肺癌が手遅れだったなどと話を聞いた時など、
すぐに自分の小さな症状に自分ももしかしたらと、異常に心配したものでした。
その後亡くなったなどと聞いた時には、よりその不安が大きくなった覚えがあります。

健康に関する仕事は病気に直結していて、自分の小さな体の異変にすぐに反応してしまいます。
心気神経症の人は気を付けたほうがいい、職種選びのひとつです。


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