薬 物 療 法
たとえばパニック障害についての薬物療法は、
近年パニック障害は精神的な病気ではなく脳内の神経伝達物質の分泌異常が原因であるという説が有力視されています。
そのようなことから抗うつ薬であるSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)と抗不安薬が使用されることが多くなっています。
SSRIは長期間の服用で効果を表す薬。
抗不安薬は症状により医師の指示により増減されます。
いずれにしても薬の服用は精通した医師の指示で行い、自己判断は絶対にしないことです。
病院に行こうと思った人は、自分では対処できないほどの
不安感・焦燥感・過度の緊張感・不眠や何かしらの身体的症状がある人だと思います。
また症状があったとしても神経症の人は
病院に行ける人ばかりではありません。
電車やバスに乗れない、一人では行動できない、
病院で病気を見つけられること自体に恐怖する人がいます。
どのような診断がされ、どのような薬が処方されるかは
診察を受ける科目と担当医と、症状によって決定されますが、
薬物療法はあくまでも対処療法だということです。
診察していただき重要なことは、症状が身体に(臓器に)病気があり発症したものか、
身体に異常のない神経症によるものかを診断してもらえるかどうかです。
つきつめればキリがありませんが、
薬物療法に至るまでにもハードルが高い人がいるということです。
ハードルが高い人は
- 一人で考え込まないこと、自分を責めないこと
- 信頼のおける人に相談すること
- 相談しづらいと思いますが、そこは勇気を出してください
- 病院へ付き添ってくれる人を探す、お願いする