うつ病は脳のモノアミン(神経伝達物質)の減少が原因と考えられています。
抗うつ薬はこの仮説に基づいて開発された薬です。
重大な副作用が起きる可能性があることから、
自分の判断で、薬の増減は絶対にやってはいけません。
モノアミンとは
ドーパミン・ノルアドレナリン・アドレナリン・セロトニン・ヒスタミンなどの
神経伝達物質の総称です
下記のように分類され、よく投与される薬です。
分類 | 商品名 | 一般名 | 適用 |
---|---|---|---|
ベンザミド系 | ドグマチール | スルピリド | 比較的穏やかな効き目 |
三環系抗うつ薬 | トフラニール | イミプラミン | うつ改善・即効性・鎮静効果大 |
三環系抗うつ薬 | アモキサン | アモキサピン | うつ改善・即効性・鎮静効果大 |
四環系抗うつ薬 | ルジオミール | マプロチリン | 軽度のうつ・催眠作用大 |
SSRI 選択的セロトニン再取り込み阻害薬 | パキシル | パロキセチン | 不安が強い・意欲の回復 |
SNRI セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬 | トレドミン | ミルナシプラン | 効果はマイルド |
NaSSA ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬 | リフレックス | ミルタザピン | 鎮静・意欲改善 |
ウイキペディアより
抗うつ薬とは、典型的には、抑うつ気分の持続や希死念慮を特徴とするうつ病のような気分障害に用いられる精神科の薬である。
不安障害のうち全般性不安障害やパニック障害、社交不安障害、強迫性障害、心的外傷後ストレス障害にも処方される。
慢性疼痛、月経困難症、更年期障害、耳鳴りなどへの適応外使用が行われる場合がある。
抗うつ薬を服用した一部の人の話ですが、
飲み初めに吐き気がしたり、効いているのかどうかわからないとのこと、主治医からの指示は4~6週間様子を見て、改善がみられない場合は、薬を変えようとのことでした。
基本的に一種類の薬で経過を診て判断されるとのことです。
いづれにしても、抗うつ薬は、症状が改善されたと自分で判断して薬の量を変えたり、飲まなかったりしてはいけません。信頼できる主治医の指示に従って服用してください。